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[2004.01.08]
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情報の在り方
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▼T・バーナーズ・リーに爵位授与(CNET Japan)
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20063473,00.htm
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情報の嗜好性。いまのウェブに欠けているのは,より求める情報がどこにあるか即座にわからないという点だ。ティム・バーナーズ・リー氏はその解決方法のひとつがセマンティックウェブであるとしている(CNET Japanの記事)。ウェブは,そして情報の在り方はまだ完成していない。
quote:ワールド・ワイド・ウェブを考え出したティム・バーナーズ・リー氏にナイトの称号が与えられることが発表された。同氏はこの叙勲について,インターネットが世界的に力を持つものとなり,一過性のトレンドではないことを認めるものだと述べている。
情報の多角性。たとえばニュースを得たいと思ったとき,以前はテレビや新聞から情報を得たらそれで終わりだった。それもいくつかあるテレビ局,新聞で情報源が異なると思ったらそうではなく,ひとつの通信社からの同じ情報をすべての新聞・テレビが使い回しているだけのことが多かった。が,いまではニュースの現場に偶然居合わせた人がウェブに情報をアップしているかもしれないし,ニュースについての異なる見方がさまざまみつかる(新聞では産経以外は自分の意見として意志を表すことを避け続けており,読者はそれが普通のことだと誤解している)。
情報の連鎖性。情報とはつながるものである。アーティストの名前でたったひとつの曲しか出てこないことはなく,たくさんの曲があり,それへの道筋がすぐにみつからなければいけない。すべての情報は連鎖するべきものであり,リンクを禁止するなどバカのすることであり,連鎖しない情報に存在価値はかけらもない。ハイパーテキストは,それを異常にわかりやすく,簡単に,しなやかに実現する究極の方法だった。…ティム・バーナーズ・リー氏に感謝。
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